固体酸塩基点の作用と設計研究会

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目的

研究会の目的

固体酸塩基はそのままで環境低負荷型酸塩基触媒として石油精製・化学プロセスに広く用いられているのみならず、イオン交換体として遷移金属触媒の担体などにも有用である。しかしながら、酸性質の測定や触媒・担体としての働きなどに関して、ゼオライトとその他、酸と塩基など固体酸塩基を通じた原理が理解されていない。そこで触媒討論会でのセッションや独立したシンポジウムを通じて、主につぎのことについて議論できる場をつくりたい。

  1. 固体上のブレンステッド・ルイス酸点の定量的測定法の確立
  2. 固体上の塩基点の解析
  3. 酸塩基性質と酸塩基点に保持された遷移元素種の化学特性の相関
  4. ゼオライトとその他の固体酸の作用の統一的解釈
  5. 固体酸と固体塩基の作用の統一的解釈
  6. 固体酸塩基を触媒・担体とする難度の高い反応へのチャレンジ

概要

研究会活動の概略、動向、展望

本研究会の活動は基本的に触媒討論会へのセッション参加である.2020年度の126回触媒討論会(オンライン)では口頭発表(A1)14件,ポスター発表4件の発表が行われ,春の127回では6件のポスター発表が予定されている.さらに,2020年12月23日に第1回固体酸塩基点の作用と設計研究会セミナー(オンライン)を行った.産業界からの50名以上を含む300名以上の参加をいただいており,関心を集める課題をオンライン行事で行う利点が明らかなので,今後も発展させてゆきたい.

第1回固体酸触媒の原理と応用に関する小討論会「ゼオライトと他の固体酸はどう違うのか」
答を出すのが難しそうなこの問題について,講師が題材や考え方を提供し語り合いました.
2012年3月27日(火) 15:30~18:10 (その後に懇親および討論の延長会)
東京大学生産技術研究所
15:35-15:55 松橋博美(北海道教育大学)
15:55-16:15 窪田好浩(横浜国立大学)
16:15-16:35 野村淳子(東京工業大学)
16:50-17:10 小倉 賢(東京大学)
17:10-17:30 片田直伸(鳥取大学)
17:30-17:50 宍戸哲也(京都大学)
17:50-18:10 総括討論
18:30頃- 懇親および討論の延長会

第2回固体酸触媒の原理と応用に関する小討論会「固体酸性質の正しい測定法とは」
またしても答を出すのが難しそうなこの問題について,講師が題材や考え方を提供し,語り合いました.日本ベル株式会社のご協力で,同社が市販を計画中のアンモニアIRMS-TPD自動測定装置を見学しました.
2013年3月24日(日) 午後 (その後に懇親および討論の延長会) 日本ベル株式会社本社 会議室
14:35-15:10 野村淳子(東京工業大学)
15:10-15:45 片田直伸(鳥取大学)
15:55-16:30 仲井和之(日本ベル)
16:30-16:45 総括討論
16:45-17:15 装置の見学
18:00- 懇親および討論の延長会

第1回固体酸塩基点の作用と設計セミナー
2020/12/23 オンライン開催
主催:(一社)触媒学会固体酸塩基点の作用と設計研究会・鳥取大学工学部附属グリーン・サスティナブル・ケミストリー研究センター
世話人:中島清隆(北海道大),大友亮一(北海道大),片田直伸(鳥取大)
13:05~13:50「弱酸点を持つ炭素によるセルロースの加水分解」小林広和(北海道大学)
13:50~14:35「固体表面の酸・塩基触媒の特質:ゼオライトはなぜ特別なのか?」野村淳子(東京工業大学)
14:45~15:30「モノレイヤー状酸化物に生成する酸点について」宍戸哲也(東京都立大学)
参加者合計314人 (講師2名,世話人3名含む)

世話人名簿

世話人代表

宍戸哲也(東京都立大学)

世話人

大友亮一(北海道大学)
大山順也(熊本大学)
小倉賢(東京大学)
恩田歩武(高知大学)
定金正洋(広島大学)
菅沼学史(鳥取大学)
宍戸哲也(東京都立大学)
中島清隆(北海道大学)
水垣共雄(大阪大学)
村松淳司(東北大学)
本倉 健(横浜国立大学)
横井俊之(東京工業大学)

 

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活動状況

活動状況の詳細は、研究会ウェブサイトをご覧ください。

お問い合わせ

世話人代表

〒192-0397
東京都八王子市南大沢1丁目1番地
東京都立大学都市環境科学研究科環境応用化学域
宍戸哲也
Tel/Fax: 042-677-2850
Email: shishido-tetsuya(at)tmu.ac.jp (at)を@に変更してください

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