ごあいさつ

会長メッセージ

令和8年5月13日

令和8年度 触媒学会会長
関 浩幸
SEKI Hiroyuki
(日揮触媒化成株式会社)

 このたび令和8年度の会長を仰せつかりました関浩幸です.企業で触媒研究を始めてから触媒学会に入会し,最近の10年間では主に学会運営に携わってきました.企業からの会長は約10年ぶりということで,これまでとは違った期待があると思います.その期待に応えられるように努力します.1年間という短い期間ですので大きなことはできませんが,野村前会長の方針を継続して,触媒学会の活性化・発展に貢献したいと思います.
 所信表明で述べさせていただきました,以下の点を中心に学会を運営していきたいと考えています.
 1点目は,将来の触媒学会を担う若手研究者(学生を含む大学職員・企業)を育成するための支援を強化したいと考えます.特に,企業の若手・中堅の皆さんが気楽に参加して頂けるようなイベントを積極的に支援していきます.最近では,学生会員数が増加する一方で,企業からの正会員数が減少傾向にあります.この減少に歯止めをかけるためにも,学生の皆さんが就職した後も継続して会員となってもらえるよう,魅力ある学会を目指して工夫したいと思います.
 2点目は,触媒学会の国際的プレゼンスの向上です.早稲田大学で開催されるTOCAT10が目前です.日本の触媒研究・触媒工業化技術を世界に向けてアピールできるよう支援します.すでに発表プログラムは出来上がり,多数の方々の参加をお待ちしている状況です.企業からのスポンサー参加も宜しくお願いいたします.産官学が協力してTOCAT10を盛り上げていただけたら幸いです.また,2年後にはICC2028が京都で開催されます.触媒学会にとってTOCAT同様に重要な国際会議であり,本会議の成功に向け,着実に準備を進めていきます.
 3点目は,学会内の規程類の見直しです.昨年度,職員人事・制度評価委員会が発足し,種々の規程類の改定や新設を行ってきました.更なる改定・新設においては,時代に合うような形で完成させたいと思います.
 所信表明では述べていませんでしたが,4点目として,触媒学会の表彰制度の見直しも行いたいと考えています.現状では研究成果に関連した各賞と教育関連の賞とがあり,学会運営に特化した賞がありません.この数年間,理事会や各種委員会に参加し,メンバーの方々が真摯に向き合っている姿を見てきました.このような方々に対して,年齢に関係なく感謝が伝わる賞を考えていきたいと思います.
 最後に,お願いです.これから,理事会や各委員会のメンバーと議論・意見交換を行い,触媒学会が健全に発展できるように努めますので,会員の皆様のご協力を宜しくお願いいたします.