有機資源循環触媒研究会

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目的

研究会の目的

現代社会において、石油はエネルギー資源としてだけではなく、身の回りの化学製品の原料としても重要な役割を担っている。しかしながら、近年の原油価格の乱高下により原油供給が不安定化したことに加え、石油は有限な化石資源であるため、石油への依存度の低減と社会システムの低炭素化が望まれている。そこで、安定した炭素資源を供給するため、賦存量が多く再生可能なバイオマスからエネルギーや化学製品の原料を製造するバイオマスリファイナリーの構築が注目されている。バイオマスから燃料・化学品を合成するプロセスとしては、これまで酵素、硫酸、アルカリによるバイオエタノールやバイオディーゼルなどの燃料合成を中心に研究が進められてきた。しかし、バイオマスの骨格構造をそのまま単離して化学品やプラスチックス原料など多様な化学品の合成反応開発が求められている。このような化学変換を可能とする技術として、触媒には大きな期待が集まっている。本研究会は、バイオマスや糖関連化合物の変換における新触媒・新反応の開発に興味をもつ会員相互の情報交換の場を提供することを目的とする。

概要

研究会活動の概略、動向、展望(敬称略)

有機資源循環触媒研究会について

 石油への依存度の低減と社会システムの低炭素化が望まれている現代社会において,有限な化石資源である石油に代わる安定した炭素資源として、バイオマスからエネルギーや化学製品の原料を製造するバイオマスリファイナリーの構築が持続可能な物質生産技術として不可欠である。バイオマスから燃料・化学品を合成するプロセスとして,バイオマスの骨格構造をそのまま単離して化学品やプラスチックス原料などへ化学変換を可能とする「バイオマス変換技術」が世界規模で求められている。このような状況のもと、平成20年に「バイオマス変換技術研究会」を発足させ、バイオマスの化学構造をそのまま活用して化成品原料へ変換する、新触媒・新反応の開発についての会員相互の情報交換を行ってきた。

 化成品原料や燃料の有機資源として石油のみならずバイオマスを利用することはカーボンニュートラルに貢献するが、2050年までの温室効果ガス80%削減など、要求される基準はますます厳しくなってきている。そこで対象試料を、天然の有機高分子であるバイオマスのみならず、人工の高分子である使用済みプラスチックへ広げた「有機資源循環触媒研究会」としてリニューアルし、高分子化学、有機合成化学を専門とする触媒学会以外の研究者も研究会の活動に参加いただき、未利用有機高分子を資源化するための新規触媒及び反応系開拓について大学、国研、企業会員相互の情報交換の場を提供するものである。

世話人名簿

世話人代表

白井 誠之(岩手大)

世話人

福岡 淳、中島 清隆(北大)
中川 善直(東北大)
山口 有朋(産総研)
田中 真司(産総研)
佐藤 智司(千葉大)
里川 重夫(成蹊大)
小林 広和(東大)
高津 淑人(東京都市大)
松方 正彦(早大)

長田 光正(信州大)
薩摩 篤(名大)
水垣 共雄(大阪大)
田村 正純(大阪公立大)
中村 正治(京大)
菅沼 学史、片田 直伸(鳥取大)
恩田 歩武(高知大)
高垣 敦(九大)

2023年


福岡 淳、増田 隆夫、中島 清隆、小林 広和、中坂 佑太(北大)
冨重 圭一、中川 善直、田村 正純(東北大)
古澤 毅(宇都宮大)
村田 和久(産総研)
佐藤 智司(千葉大)
岩本正和(中央大)
里川 重夫(成蹊大)
高津 淑人(東京都市大学)
松方 正彦(早大)
上田 渉(神奈川大)

原 亨和、多胡 輝興(東工大)
長田 光正(信州大)
薩摩 篤(名大)
水垣 共雄(大阪大)
西山 覚(神戸大)
菅沼 学史(鳥取大)
八尋 秀典(愛媛大)
恩田 歩武(高知大)
高垣 敦(九大)

2021年(バイオマス変換触媒研究会)

アーカイブス

年鑑報告

報告書2020報告書2019

活動状況

各種イベント等の開催状況は、イベント一覧をご覧ください。

お問い合わせ

世話人代表

岩手大学 理工学部
白井 誠之
Tel: 019-621-6336
Email: mshirai(at)iwate-u.ac.jp (at)を@に変更してください

部会・研究会