アジアキャタリスト事業

    
日本とアジア諸国の連携、触媒を媒介とした相互理解をはかるため、日本での事業の成果をベースに、参照触媒制度をアジア諸国に拡大しています。
    
[1] 日本の参照触媒のアジア諸国での配付
1997年より韓国、台湾、タイ、インドネシアの4ヶ国に配付拠点を設け、アルミナおよびゼオライト参照触媒の一部試料を各国の研究者に配付しています。またつぎの研究交流を行いました。
  • 1997. 5. 日韓シンポジウム、アジア化学会議で日本の参照触媒制度を紹介
  • 1997.10. 参照触媒委員会(現在は部会)メンバー韓国訪問(韓国触媒シンポジウムに参加)
  • 1997.12. 参照触媒委員会メンバー台湾訪問(台湾化学会に参加)
  • 1998.11. 参照触媒委員会メンバータイ訪問(相互交流)
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    [2] Asia Reference Catalystの配付
    2007 年よりインドNational Chemical LaboratoryのDr. Rajiv Kumar, Dr. Paul Ratnasamyとの提携によって、インドNational Chemical Laboratory製のMFI 型チタノシリケートARC-TS1シリーズを日本で、日本アエロジル社提供の酸化チタンARC-TIO4 (日本参照触媒JRC-TIO-4と同一、厳密には別ロット)をインドで、それぞれ配付しました。 日本で配付したのはインドNational Chemical Laboratory製のMFI型チタノシリケート(TS-1)のSiO2/TiO2モル比35の試料で、as synthesized form のARC-TS1ASとcalcined formのARC-TS1CLの2試料を配付しましたが、2014年5月を最後に配布を終了しました。